SGHの取り組みの1つに、現地を実際に訪れ調査等を行い、学びを深めるフィールドワークがあります。2016年度はアメリカ・沖縄・広島・岩手・首都圏の6カ所にGLPメンバーと希望者でフィールドワークに訪れました。

アメリカ


ホロコーストの歴史を展示するサイモン・ウィーゼンタール寛容博物館を見学。UCLAキャンパスや全米日系人博物館を訪問しました。

カリフォルニア大学アーバイン校での講義や、UCIエクステンションセンターのジェフ・デービス氏、国際人権法研究者のデビッド・ケイ教授による特別講義を受けました。

同世代の意識調査のためのアンケート調査を大学や近隣施設で実施。100名を超える方から解答をもりました。

沖縄


沖縄県立那覇国際高校との交流や、ひめゆり平和記念資料館、沖縄平和記念資料館の見学を行いました。

NPO法人「ガマフヤー」の沖縄戦没者の遺骨収集事業に参加。嘉手納基地周辺の視察やコンソーシアム沖縄事務局長・日笠誠先生から講義、沖縄戦体験者との懇談を行いました。

かつて米軍「核ミサイル・メールB基地」跡地に本校創立者が建設された沖縄研修道場を訪問。コンソーシアム沖縄代表理事・瀬名波榮喜先生から講演をいただきました。

広島


広島池田平和記念会館を訪問。被爆体験伝承者の竹岡智佐子さん、語り継ぎ部の東野真里子さんと懇談を行いました。

広島平和記念資料館、記念公園内、放射能影響研究所の見学を行いました。夜には広島平和文化センター小溝理事長との懇談会をもちました。

広島女学院高等学校を訪問。校内見学の後、グループディスカッションを行い、高校生として核廃絶のために何ができるのかを話し合いました。

岩手


環境先進自治体である岩手県葛巻町を訪れ、クリーンエネルギー諸施設の見学や畜産体験を通して、循環型農業を学びました。

くずまき高原牧場では、講話を聴講した後、風力発電施設等の見学や、牛の飼育体験、原木シイタケの栽培管理体験を行ないました。

被災地・陸前高田市を訪問。被害の様子がそのまま残された道の駅「TAPIC45」を見学。津波被害の脅威や恐ろしさを目の当たりにしました。

首都圏


新宿区内にあるJICA地球ひろばを訪問。青年海外協力隊としてザンビアで活躍された方の体験談を聞き、その後、地球ひろばの施設を見学しました。体験型のワークショップとJICA職員の根岸精一氏から講演をいただきました。

東村山市内にある国立ハンセン病資料館を訪問。 語り部の方の映像資料を視聴し、日本におけるハンセン病の歴史を学び、学芸員の方の案内で館内の展示を見学しました。「ハンセン病回復者と話す会」に参加し、懇談会も開催していただきました。