言語技術とは?
SGHの取り組みの中で、大きな柱となるのが「言語技術」です。
「言語技術」とは、「議論する(話す・聞く)技術」「読解する(読む)技術」「作文する(書く)技術」「思考する(論理的思考・批判的思考の)技術」といった、言語をより有効に運用するための技術のことです。世界の多くの国々では、この「言語技術」が「母語教育」として、小学校から高校まで体系的に教えられており、言語を運用する上での「世界標準」となっています。まさに「言語技術」は、世界の多様な人々と議論を交わし、グローバルに活躍するための必須の能力だと言えます。本校では、つくば言語技術教育研究所所長の三森ゆりか氏が開発した「言語技術」教育のプログラムをもとにし、同氏から指導・支援を受けながら、「言語技術」教育を実施しています。
「言語技術」の授業は、ディスカッションとライティングが中心です。「結論→理由」の順で話をするという、対話の「型」を身につけ、自分の意見を他者に分かりやすく、納得してもらえるようにトレーニングします。また、身につけた対話の「型」を文章に落とし込む方法で、パラグラフの作り方を学び、文章作成のトレーニングを行います。さらに本校では、これらのトレーニングを合教科的に日本語と英語で往還しながら実施し、言語の総合能力を高めるという独自の取り組みも実施しています。このようにして、世界に通用する言語運用能力を備えた人材を、本校は育成していきます。
出典「言語技術のレッスン 速習版」
(つくば言語技術教育研究所編)
例題
次の絵の季節はいつですか?
また、時間は何時ですか?
あなたがそのように考えた根拠を絵の中から見つけ、聞く人が分かるように説明しなさい。
言語技術 紹介VTR
カリキュラム
本校の取り組み
日本語と英語の往還トレーニング
日本語で学んだことと同じ領域の内容を平易な英語で学習する往還作業を通じ、複数の言語における運用能力及び、論理的な思考力・分析力を育てます。また、コミュニケーション能力や文化理解を促進するための「複言語能力・複文化能力」の向上が期待できます。
A:あなたは体育が好きですか。
B:好きです。
A:あなたは体育が好きですか。
B:はい、私は体育が好きです。
なぜなら、体を動かすとリラックスできるからです。 だから私は体育が好きです。
A:Do you like PE?
B:Like.
A:Do you like PE?
B:Yes, I like PE because I feel relaxed when I do exercise. That is why I like PE.