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2018.02.26
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2月26日、グローバルセミナーとして、国立療養所大島青松園名誉園長の長尾榮治氏をお招きして「ハンセン病対策と人権問題」と題してご講演いただきました。
講演では、長年、日本国内はもとより海外10数カ国でハンセン病医療に係わってきたご自身の体験を通して、ハンセン病のかかえる人権問題、宗教による思考の違い、国における福祉のあり方、公衆衛生と臨床的な治療など、様々な観点からの解決が必要であることを教えていただきました。お話の後には活発な質疑応答も行われ、最後は参加生徒で愛唱歌「負けじ魂ここにあり」を斉唱しました。
セミナー終了後、国立ハンセン病資料館へのフィールドワークに参加した生徒とのポスターセッションに出席し、様々な指導助言をいただきました。
参加した生徒からは、「『学ばなければ加害者になる』との長尾さんの言葉と、直接そのような方たちと関わっていく中で、差別意識がなくなっていくというお話が印象に残りました。無知が他者への理解を妨げ、その人を傷つけ差別することに繋がるのだと、改めて気づかされました」などの感想が寄せられました。