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【SGH】広島フィールドワークを実施

2019.08.08

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8月6日〜8日の日程で、SGHグローバル・リーダーズ・プログラム(GLP)のメンバーのうち12名が、被爆地・広島で核廃絶と平和教育について研究するため、フィールドワークを行いました。
原爆投下から74年目となる初日、まず平和記念公園にて街頭インタビューを行いました。外国の方を含め様々な人に話を聞き、核兵器に対する世代間や日本と外国での認識の違いなどを調査しました。
夕方からは関西創価高校と合流し、グループに分かれて、核廃絶にむけてのアクションプランの発表と意見交換を行いました。広島女性平和委員会の方々にもコメントを頂き、平和のために学ぶ学園生にエールを送っていただきました。
2日目は、広島女学院高校主催のピース・フォーラムに参加し、日本やハワイの高校生とアクションプランを発表し合いました。扱ったテーマは核廃絶以外にも、貧困、ジェンダー平等、海面上昇、大気汚染など、多岐にわたるものでした。その後、他校の生徒からのフィードバックをもとにプランを改善し、全体会で発表しました。発表の合間には、他校の高校生同士が積極的に交流し、平和を目指す高校生の連帯を感じることができました。フォーラム終了後には、広島女学院高校の生徒にインタビューし、被爆地で行われている平和教育の深さを感じ、地域的な差が大きいことを実感しました。
同日夕方には平和記念資料館を訪れ、原爆が残した負の遺産の数々や目を覆いたくなるような凄惨な展示を見て、一瞬で全てを奪ってしまう核兵器の残酷さを改めて実感し、核のない世界を願い、平和への誓いを新たにしました。
3日目は、植木研介氏(広島大学名誉教授)より講義を行っていただきました。植木先生には被爆者としての経験を中心に、これまでの半生を振り返りながらお話をしていただき、原爆が人に与える影響の大きさを再び知る機会となりました。生徒の質問にも丁寧に答えてくださり、自分たちの学びを深めることができました。
このように被爆地・広島で、自身の目で見て、耳で聴き、考え、語り合うことで、これまでの研究を深めるとともに、核兵器の非人道性を心に刻む3日間となりました。これから、核廃絶のための具体的な行動を起こすための大切な基礎となるフィールドワークにすることができました。

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