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2020.02.20
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創価高校のSGH-冬季フィールドワーク「国立ハンセン病資料館コース(於:国立療養所多摩全生園」を実施しました。
午前中は国立ハンセン病資料館の展示を見学し、ハンセン病の歴史や療養所での生活の様子について学びました。療養所での生活は人権侵害とも言うべきものであり、当時の強制隔離政策についての展示や人間の尊厳を取り戻すための闘争として遺された作品群に胸を打たれました。
午後は療養所で生活をしている回復者の方を囲んで質問懇談会を実施しました。生徒たちは実体験の言葉を伺い、療養所での生活を通した体験談に真剣な眼差しで聞き入っていました。
最後に全生園内のフィールドワークを行いました。亡くなってもふるさとに帰ることができなかった方々の納骨堂や、子どもたちがふるさとを偲んで登った「望郷の丘」などを見学し、当時の生活の息づかいを感じると共に、二度とこのような悲惨な歴史をくり返してはいけないと誓い合う一日となりました。