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沖縄オンライン・フィールドワーク

2020.11.30

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毎年、SGH(スーパーグローバルハイスクール)の教育事業の一環として行われてきた沖縄フィールドワークを、今年はオンラインで4日間にわけて実施しました。今回のフィールドワークは、ZOOMのビデオ通話システムを活用し、東京と沖縄をオンラインで結び行われました。

企画①〈沖縄戦遺骨収集ボランティア〉
 第1日目は11月7日(土)に、沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松代表を講師にお迎えし実施されました。講師の具志堅代表からは、「遺骨収集の現場から見える沖縄戦」とのテーマで、実際の遺骨収集活動の現場の様子や収集された遺骨などの画像を画面で共有しながら、そこから想像し垣間見ることができることを教えていただきました。その後、参加した生徒がグループごとに分かれて意見交換を行い、各グループからの報告と具志堅代表への質疑応答が活発に行われました。
生徒からは「二度と戦争を起こさないために過去から事実を学び、それを未来へと活かしていきたい」などの感想が寄せられました。

企画②〈グローバルセミナー〉
 第2日目は11月11日(水)に、グッジョブおきなわプロジェクトの喜屋武裕江代表を講師にお迎えし、グローバルセミナーとして開催しました。講師の喜屋武代表からは、「2030年 輝く未来は自分で創ろう!!」と題して、沖縄県のおかれた現状や、今後の社会の変化を考察しつつ、一人ひとりのキャリア形成の上で大切なことは何かについて、ご自身の体験も通しながら教えてくださいました。
生徒からは「自分を見つめ直す貴重な機会となりました」、「リスクを疎んで安定を行くよりも、挑戦していきたいと思いました」などといった力強い感想も寄せられました。

企画③〈ひめゆり平和祈念資料館・那覇国際高等学校〉
 第3日目は11月14日(土)に、ひめゆり平和祈念資料館説明員の仲田晃子さんを講師にお迎えし実施されました。この企画には、創価高校の生徒とともに、交流を続けている沖縄県立那覇国際高等学校(SGH校)の生徒さんも参加されました。講師の仲田さんからは、「戦争体験を伝えるかたち~ひめゆり平和祈念資料館の試み」と題して、沖縄戦を体験した元ひめゆり学徒の皆さんが高齢化する中で、資料館が明年のリニューアルに向けて積み重ねてきた取り組みや課題について教えていただきました。その後、参加した生徒がグループごとに分かれて、那覇国際高校の生徒さんとも意見交換を行い、各グループからの報告と仲田さんへの質疑応答が活発に行われました。

生徒には「過去の戦争について学ぶことは、”私”にとって必要か?どういう意味があるか?」との問いをなげかけ、ZOOMのブレイクアウトセッションで活発な意見交換がなされました。
生徒からは、「ひめゆりの生徒の方々が『遠い過去の人』から『自分と同じ年頃の女の子』として、より現実味を持って歴史に触れることができました」、「しっかりと世界史や日本史を学んでいこうとまた決意しました」など今後の学びにつながる発見があったようです。

企画④〈創立者池田先生と沖縄〉
 第4日目は11月15日(日)に、沖縄の創価学園顧問である安田 進氏(創価学会沖縄総県長)を講師にお迎えし実施されました。まず最初に、沖縄創価学会青年部の平和運動について、前島常仁氏(創価学会沖縄総県青年部長)からご説明いただき、沖縄戦を次世代に継承していく地道な取り組みと課題について教えていただきました。そして、安田顧問からは、「創立者池田先生と沖縄」と題して、沖縄戦の概要とともに、恒久平和をめざして池田先生が沖縄の地で小説『人間革命』の執筆を開始されたエピソードなど、ご自身の体験も交えた貴重なお話を伺いました。その後、参加した生徒がグループごとに分かれて意見交換を行い、各グループからの報告と安田顧問と前島青年部長への質疑応答が活発に行われました。
生徒からは「どこか他人事だと思っていた昔起こった戦争に対して自分から知ろうとしてそれを伝えていかなければならないんだと思うことができました」など、今回の機会を通して主体性が高まったことを感じさせる感想も多数寄せられました。

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