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2018.02.03
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2月3日にSGHの取り組みである冬季フィールドワークの1つとして、代表生徒22名が新宿区内にあるJICA地球ひろばを訪問しました。フィールドワークでは、合計3つの研修プログラムを実施しました。
午前中は、青年海外協力隊としてエチオピアで数学教員をされていた方の体験談を伺いました。貧困国で暮らす人々が私たちの想像を超えるような環境下で勉強をしていることや、文化の違いを乗り越える国際ボランティアの大変さを学びました。その後、地球ひろばの施設見学を案内付きで行いました。施設見学では、充実した体験型の展示により、多種多様な地球規模課題と「持続可能な開発目標(SDGs)」との関連性を学ぶことができました。昼食には、エスニック料理をビュッフェ形式でおいしく頂きました。
午後は、体験型のワークショップを受けました。ワークショップでは、先進国の人々が着る洋服の生産過程に、学校に行けずに働く開発途上国の児童労働者が存在しているという厳しい現実をロールプレイで体験しました。参加生徒のそれぞれが先進国の消費者と貧困国の労働者、その両者に挟まれる工場の労働者の役になりきり、児童労働問題の解決に向けてディスカッションをしました。
参加した生徒からは、「一番心に残っているのは、『日本に生まれて安全にきちんとした教育を受けられるのは、宝くじよりも低い確率なんだよ』という青年海外協力隊の方の言葉です。夢の実現に向けて思い切り勉強できることへの感謝を、世界の恵まれない子供たちのためにも絶対に忘れてはならないと思いました」といった感想が寄せられ、大変に充実した1日となりました。