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【SGH】SGH中間報告会を開催

2019.12.18

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 11月30日(土)、SGHの取り組みを発表する場として、GCP(グローバル・シティズンシップ・プロジェクト)の一般公開と中間報告会を開催しました。中間報告会に保護者の方も参加していただいたのは、今回が初めてです。
 午前のGCP企画では、各学年で設定されたテーマに添った企画を実施しました。1年生は、「国際理解」をテーマに、世界の多様性と格差の現状について体験的に学びました。「世界がもし100人の村だったら」を題材に、文字が読めないことで生じる不自由、大陸ごとの人口比、世界における貧富の格差などを、体を動かしながら学びました。
 2年生は、「現代の紛争」をテーマに、ルワンダ内戦について学びました。フィッシュボーンという思考ツールを用いて国内政治、植民地化政策、現地民(ツチ族・フツ族)、国際社会の4つの視点から、この内戦での大量虐殺の原因を整理し、二度と大量虐殺を起こさないために必要なことは何かを考えました。グループワークでは一人ひとりが真剣に取り組む姿が見られました。
 3年生は、「核軍縮」をテーマに、模擬国連を行いました。各クラスで架空の国・12カ国に分かれて実施しました。「核実験禁止条約」「核兵器拡散防止条約」をめぐり、全員が各国の大使として交渉を進めていき、会議の最後に条約の決議案を採択します。今回はその交渉までを行いました。「核軍縮」という世界が抱えている難しいテーマに苦戦しながらも、大使となった生徒は他国との交渉を進めることができました。
 午後の報告会では、塩田校長が挨拶した後、担当教員から、午前中に実施した模擬国連の取り組みを紹介。また、選抜生徒によって構成されるGLP(グローバル・リーダース・プログラム)の代表が、広島でフィールドワークを行い調査した研究成果を英語で発表しました。さらに、カリフォルニア、沖縄、岩手で実施されたフィールドワークの模様も報告されました。最後に創価大学法学部の飯田順三教授からは、創価高校の学びは、世界市民として社会に羽ばたく上で、必要不可欠な力を育むプログラムであるとの講評がありました。

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